2004.06.05 男性避妊手術(パイプカット)について

男性避妊手術(パイプカット)について

男性の避妊法としては、コンドームが一般的ですが、すでにお子様がいらっしゃって将来お子さんを希望されない方には、避妊手術として精管切断術(パイプカット)があります。女性の卵管結紮とほぼ同様の手術ですが、男性の精管は身体の表面に近い部分にありますので、お腹を切ることなく容易に行うことができます。

Q 保険はききますか?

この手術は、医療保険の対象外ですので、自由診療(自費)となります。患者さんの状態、検査内容などで個人差がありますが、総計で9〜100.000円くらいです。

Q 入院しなければなりませんか?

基本的に外来で局所麻酔をかけて行います。手術時間はおよそ1時間で、手術後30分くらいでお帰りになることができます。食事の制限もありません。激しい運動などなければ、帰宅後の日常生活も心配なく行うことができます。

Q 男性機能に影響はありますか?

精巣(睾丸)からの血液の流れは、精管(精子の通り道)とは別のルートがあり、この手術では影響を受けません。したがって、男性ホルモンの値や勃起機能など、男性機能はまったく変わりません。また、精液のほとんどは、精巣ではなく前立腺で造られていますので、射精感や精液の量も変わることがありません。

Q 何回くらい病院を受診しなければなりませんか?

まず、診察の上、精管をつまんだ感じや傷の場所など手術についての詳しい説明、血液検査などを行います。手術の承諾書をお渡しして、手術の日程を決めてお帰りいただきます。 次回の来院日に、精液を持ってきていただき、手術前の精液の状態を確認させていただきます。その後すぐに手術です。手術後は、しばらく安静にしていただき、安全を確認して帰宅していただきます。

お帰りになって、問題がなければ、2〜3日後に傷の状態を診させていただきます。何か不明な点、心配な点がありましたら、夜間でも電話で相談できるようになっています。 精子は、手術後すぐに精巣から流れてこなくなりますが、手術前に貯蔵されているものがありますので、3〜5回は、精子の含まれた精液が出てきます。個人差がありますが、およそ1ヶ月後に精液の検査をします。運動している精子がいなくなっていることを確認させていただき、それで手術の終了となります。

したがって、おおよそ手術前から4〜5回の受診をしていただくことになりますが、お忙しい方が多いと思います。ご自身のご都合を聞かせていただいて、その方にあったスケジュールを立てます。

パイプカットは、身体に与える侵襲はほとんどありませんので、手術というものに対する不安や少しの痛みを我慢していただければとても有効な避妊法です。奥様の健康状態から避妊を余儀なくされている方もいらっしゃいます。また、繰り返して中絶手術を受けていて、苦痛を感じている奥様もおられ、そのような奥様のためにパイプカットを希望される方もいらっしゃいます。お考えの方は、電話や電子メールでもよろしいです。遠慮なくご相談ください。

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MAROYAKA COLUMN VER1.01