高血圧Q&A⑮ 運動療法はどんな運動が適切ですか?

高血圧の仕組みと治療についてわかりやすい全18問のQ&A形式でご紹介いたします。
ご自身やご家族の健康維持に是非お役立てください。

今回は、「Q15 運動療法はどんな運動が適切ですか」をご紹介いたします。

【過去記事一覧】
Q1 血圧とはなんですか?
Q2 なぜ高血圧を治療しなければいけないのですか?
Q3 高血圧によって引き起こされる合併症にはどんなものがありますか?
Q4 高血圧はどうして起こるのですか?
Q5 高血圧と診断される血圧基準値はどのぐらいですか?
Q6 朝だけ血圧が高くても合併症の危険があるのですか?
Q7 家庭で血圧を測るとき、どのようなことに注意すれば良いですか?
Q8 高血圧と診断されたらどのような治療をしますか?
Q9 メタボリックシンドロームにも高血圧は関係がありますか?
Q10 血圧はどれくらいまで、下げればいいですか?
Q11 食事療法について教えてください
Q12 高血圧で治療中ですが、お酒は飲んでもいいですか?
Q13 高血圧でもタバコは吸ってもいいですか?
Q14 肥満と高血圧は関係があるのですか?

 

Q15 運動療法はどんな運動が適切ですか?

適度な運動は血圧低下に有効です。
1日30分以上、有酸素運動を出来るだけ毎日続けるようにしましょう。

有酸素運動とは

有酸素運動とは、呼吸をしながら行う運動で、その代表はウォーキング
いつでもどこでも思い立ったらすぐできるのでおすすめです。
その他にも水中歩行、軽いダンス、サイクリングなどがあります。脈がやや早くなる程度が適しています。これに軽い筋肉トレーニングやストレッチ運動を組み合わせます。

ただし、体調の悪い時は無理に運動する必要はありません。
運動に慣れていない人は軽い運動を15分ぐらいからはじめて、徐々に運動時間を増やしていくのが良いでしょう。

また、心血管疾患や高齢の方は、運動治療法を始める前にメディカルチェックを受け、どのような運動が適しているか主治医と相談しましょう。