過活動膀胱は膀胱の異常な働きによって起こる病気です

「過活動膀胱」という病気にはどのような症状があるのか、どれくらいの患者さんがいるのか、というのをこれまでの記事でみてきました。

  1. 1. トイレが近い原因は過活動膀胱の可能性があります
  2. 2. トイレが近い原因となる「過活動膀胱」の症状
  3. 3. 10人に1人が「トイレが近い」症状を経験しています

今回はこの病気のしくみについて少し詳しくご紹介していきます。過活動膀胱はどのようなしくみで起こる病気なのでしょうか?

過活動膀胱は膀胱の異常なはたらきによって起こります

そもそも、なぜ「トイレが近い」病気を「過活動膀胱」なんて呼び名で呼ぶのでしょうか? それはこの病気が起こるしくみによって説明することができます。

膀胱が勝手に縮んだり過敏なはたらきをすると、尿が充分たまってないうちに、しかも急に、がまんできない尿意が起こります。これが「トイレが近い」という症状が起こるしくみです。

過活動膀胱 仕組み

膀胱の活動が過剰になってしまい、それが突然の尿意を引き起こす。それが、「過活動膀胱」という病気の内実です。

膀胱の異常なはたらきの原因

「じゃあなんで膀胱の活動が過剰になるの?」と思われるでしょう。膀胱の異常が起こる原因としては2つのことが分かっています。

1. 神経系のトラブル

脳卒中などの後遺症で、脳と膀胱の筋肉を結ぶ神経の回路に障害が起き、膀胱の異常なはたらきを引き起こします。

2. 骨盤底筋のトラブル

出産や加齢によって、子宮、膀胱、尿道などを支えている骨盤底筋と呼ばれる筋肉が弱くなり、膀胱の異常なはたらきを引き起こします。

この2つがこれまでに明らかになってる過活動膀胱の原因です。しかし残念ながら、過活動膀胱の多くは原因が特定できません。

3. それ以外

何らかの原因で膀胱の神経が働く場合や、原因が特定できない場合にも、膀胱の異常なはたらきを引き起こされることがあります。

原因の特定と治療のためには病院に行くことが必要です

尿に関するトラブルや悩みがあればその原因や解決方法を知りたいですよね。泌尿器科には尿の病気を検査するさまざまな機器が揃っておりますので、ぜひご相談・受診してください。