過活動膀胱の治療と予防

様々な原因で膀胱が過敏な状態になる過活動膀胱。今回は,過活動膀胱の症状,治療方法,日常生活での留意点についてご紹介します。

1.やってみましょう:過活動膀胱チェックリスト

以下の症状がいくつ当てはまるかチェックしてみましょう。

  • 尿意切迫感:急にオシッコに行きたくなっても我慢できない
  • 頻尿:トイレに行く回数が増える
  • 尿失禁:オシッコを漏らす

この3つは過活動膀胱の三大症状です。また,これらの症状の他に尿が出にくい場合は,前立腺肥大症などの病気が合併している場合があります。気になる場合は医療機関にご相談ください。

2.過活動膀胱は薬による治療が効果的です

病院で過活動膀胱を治療する際には,薬が用いられます。

薬による治療

効果的なのは抗コリン薬という薬です。これは,膀胱が勝手に収縮するのを抑える薬です。副作用としては口が渇いたり,便秘をしたりすることがあります。また尿が出にくくなることもあります。

お薬を服用する際の3つの注意点

  • (1)お薬は先生の指示通りに服薬しましょう
  • (2)症状がなくなっても、自己判断で服薬を止めないでください
  • (3)他の医療機関で処方されているお薬や市販薬を服薬している場合は、先生に伝えてください

泌尿器科 女性 過活動膀胱の治療と予防

3.過活動膀胱の疑われる方は次の5つに気をつけましょう

薬による治療だけではなく、日常生活の中でも過活動膀胱を予防・改善する方法はあります。すぐにできることですので、早速実践してみてください。

泌尿器科 女性 過活動膀胱の治療と予防

  • (1)早めにトイレに行きましょう(膀胱訓練の時以外)
  • (2)外出時はトイレの場所を確認しておきましょう
  • (3)便秘・太りすぎに注意しましょう:便秘や肥満は膀胱を圧迫し、尿道を締める筋肉が緩みます
  • (4)寒い場所は避け、からだを冷やさないようにしましょう
  • (5)水分摂取はバランスが大切です。水分はきちんと取りましょう

4.こんな症状がある場合は医療機関にご相談ください

血尿や膀胱痛がある場合

なんらかの基礎疾患(膀胱がん,膀胱結石,間質性膀胱炎など)が隠れていることがあります。

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