前立腺肥大症の薬物療法

前回のブログで前立腺肥大症の検査について説明致しましたが、今回は前立腺肥大症の薬を使った治療方法についてご紹介します。

前立腺肥大症の薬物療法

前立腺肥大症の治療は、多くの場合、お薬による治療(薬物療法)から開始します。

前立腺の大きさ(30ml以上)や症状によってはお薬を組み合わせて使うこともあります。

仕様する薬の種類

5α還元酵素
阻害薬
前立腺肥大症の発症と進行に関わっている男性ホルモンを減らして、肥大した前立腺を小さくするお薬です。
(性機能系に与える副作用は少ないといわれています)

α1受容体遮断薬
(α1ブロッカー)
「前立腺と尿道の筋肉の緊張」をゆるめて、尿を出しやすくするお薬です。

抗男性
ホルモン薬
男性ホルモンの作用を抑えて、肥大した前立腺を小さくするお薬です。

漢方薬
植物エキス製剤
など
前立腺の炎症をおさえたりして、前立腺肥大症の症状を和らげるお薬です。

抗コリン薬「膀胱の筋肉の緊張」をゆるめて、頻尿を抑えるお薬です。

※:適応症は「過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿および切迫性尿失禁」です。

前立腺肥大症 薬物療法 薬による違い 効き方

前立腺肥大症 薬物療法 症状による薬の違い