【大人の常識】HIVとエイズとは④　検査場所とよくある質問

●HIV検査はどこで受けられる？

HIV検査は、保健所や自治体の特設検査施設で、無料かつ匿名で受けられ、自分の住んでいる地域以外の保健所でも検査は受けられます。また、医療機関でもHIV検査を希望すれば受けることができ、自費診療の場合、5000円〜10000円くらいで受診することも可能です。

●検査には、「通常検査」と「即日検査」がある

通常検査とは、スクリーニング検査で陽性だった場合に引き続き確認検査を実施し、結果を1〜2週間後にお知らせするものです。
即日検査とは、スクリーニング検査で陰性だった場合、検査を受けたその日のうちにお知らせするものです。
検査施設によって、検査内容が異なるため、事前に検査施設に問い合わせるか、「HIV検査・相談マップ」で調べてから、検査を受けに行くようにしましょう。
医療機関の主な方法は、スクリーニング検査を実施して、その結果を医師から患者さんに伝えてから、陽性の場合は再度検査を行います。検査結果が「陽性」の場合は、スクリーニング検査結果なのか、確認検査結果なのか分かるようにする必要があります。

参照元：【HIV検査横断マップ】

●検査は予約制？すぐ受診できるの？

保健所等では、施設によって検査日時が異なります。検査施設は1〜2週間に一度、平日の昼間に実施している施設が多いですが、平日の夜間や土・日曜日に行っている検査施設もあります。
予約の可否は、検査施設によって異なりますので、「HIV検査・相談マップ」で検索してから、HIV検査を受ける施設を決めてください。

●どういうときHIV検査を受けたらいい？

例えば・・・

・コンドームを用いない性行為を実施したことによる不安
・HIVに感染したかも・・・と不安に思った時
・その他想定される不安

上述の不安が頭から離れない時は、いつでも検査を受けてください。HIV感染はHIV検査を受けない限り、見つけることができません。
感染の可能性のある時期から3か月以内であっても、HIVに感染していれば1か月くらいから陽性になります。もし1か月目で陰性であっても、受けた日から遡った3か月前の感染リスクは陰性であることがはっきりします。自分の心の不安を解消するためにも、HIV検査を受けてみてください。