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当院でのCT検査・メタボ健診(特定健康診査)詳細

前回、当院でメタボ健診(特定健康診査)ができることについてご説明しましたが、その詳細についてみなさんがご心配される疑問点等をまとめてみました。

CT検査・メタボ健診(特定健康診査)はどうやって受けるの?

こちらは「メタボ健診希望です」と来ていただいてもかまいませんし、診察の結果、結石の疑いがある場合は医師の判断で必要な検査として行います。

健診の場合は健診料金で行います。診察後、必要な検査として行なった場合は、保険適用料金となります。

CT検査・メタボ健診(特定健康診査)でどんなことがわかるの?

最初からメタボ健診として検査を受けられた場合は、主にメタボリックに該当するか否かという詳細についてご説明いたしますが、もちろん他に気になるものが写っていた場合は、その箇所についてもお話しいたします。

結石の検査として受けられた場合は、まず結石の有無や詳細な場所の特定・説明・今後の治療方法についてご説明いたしますが、メタボリックの疑いがある場合は、合わせてそちらについてもお話しいたします。

診察室でCT検査・メタボ健診(特定健康診査)の説明をする時に使用する画像

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こちらは実際に診察室でご説明する際に見ていただくモニター画像です(個人が特定されてしまうところは隠しています)。

モニターに青く表示されている部分が皮下脂肪赤く表示されている部分が内臓脂肪です。

CT検査では身体を輪切りにした画像が撮影されますので、画像の左下部分に注目して、下記の画像と見比べてみてください。

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どの部分を輪切りしたかで、見えてくる画像は全く異なります。
このように詳細な画像が見えるのがCT検査の優れているところで、結石がある場所も詳細に特定されますし、脂肪比率等も正確な数値がわかります。

CT検査・メタボ健診(特定健康診査)後にみなさまにお渡しする用紙

そして、CT検査・メタボ健診(特定健康診査)をされた方には、下記のような用紙をお渡しします(こちらの画像では、個人が特定されてしまうところは隠しています)。病院によっては、診断内容に関係のない話は触れないところもありますが、当院では必ず全員にお渡ししてご説明しています。

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前回の【当院ではメタボ健診(特定健康診査)ができます】でもご紹介しましたが、メタボリックシンドロームを疑う一番簡単な方法は、へその高さで腹囲を計ることですが、男性で85cm以上、女性で90cm以上の目安を下回っていても、CT検査をすると実は隠れ肥満だったということがわかることがあります。

もともとは、結石の治療で通われていた方でも、こちらのCT検査で隠れ肥満がわかり、1年に1回定期的に検査をして、現在の状態を把握し、目標体重をお伝えしたり、食生活や運動の指導を行っている方もいます。

こういった健診や指導も地域のかかりつけ医としての役割と思っておりますので、どうぞお気軽にご相談・ご来院ください。

CT検査・メタボ健診(特定健康診査)はどのくらい時間かかるの?

これだけ詳細なデータがわかるなら、ずいぶん時間がかかるのではないかと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、CT検査自体は5分程度で終わります。横になっているだけで、すぐに終わる検査ですので、頻尿等、身体の不調が気になる方も、どうぞご心配なくお受けください。

★メタボリックシンドロームについてはこちらの記事もご覧ください★

当院ではメタボ健診(特定健康診査)ができます

現在、高齢化の急速な進展に伴い、疾病全体に占めるがん、虚血性心疾患、脳血管疾患、糖尿病等の生活習慣病の割合が増加傾向です。また、死亡原因でも生活習慣病が約6割を占めている状況です。

また、生活習慣病の発症前の段階であるメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)が強く疑われる者と予備群と考えられる者を合わせた割合は、男女とも40歳以上では高く、男性では2人に1人、女性では5人に1人の割合に達しております。

ct_room当院では、病気の早期発見や泌尿器科の疾患である結石の位置を詳細に特定できるよう、高性能なCTを導入しておりますので、メタボ健診(特定健康診査)にも対応しておりますし、結石の検査でCTを使用した際も合わせてメタボリック症候群の疑いがあるときは、解説・指導をしております。

メタボリック症候群(通称:メタボ)とは・・・

メタボリック(Metabolic)は「代謝」を意味し
シンドローム(Syndrome)は「症候群」を意味します。
直訳すると「代謝異常症候群」と言う意味です。

へその高さの腹囲が男性で85cm以上、女性で90cm以上の人で、
高脂血症、高血糖症(糖尿病)、高血圧などこれらが複合した状態を言います。

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メタボCT検査(内臓脂肪CT検査)では

メタボCT検査(内臓脂肪CT検査)では、体の輪切りを撮影し、画像化することで、内臓脂肪や皮下脂肪を直接見ることができます。

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男女とも内臓脂肪面積が、100㎠以上で内臓脂肪型肥満の疑いです。

ウェスト周囲の計測では判らない「隠れ肥満」も、CTでは内臓脂肪の状態がハッキリ写し出すことができます。気になる方は検査を受けてみてはいかがですか?

★当院でのCT検査・メタボ健診(特定健康診査)の詳細についてはこちらをご覧ください★