タグ別アーカイブ: HIV検査について

HIV感染の予防のために

HIV感染は予防できます

わたしたちは、行動によって、HIV感染を予防することができます。
治療の進歩によって、HIVに感染しても今までとかわらない生活を長く送ることができるようになりました。
しかし、HIVウイルスに感染するということは、本人はもちろんのこと、あなたの周りの大切な人たち、恋人、家族、釈迦に大きな影響を及ぼします。
いつでも、HIV感染を予防する行動をとりましょう。

正しい知識、理解が必要です

HIVは性行為以外の日常生活ではうつりません。
むやみにこわがることはありません。
まずは、HIV/エイズを予防し、あるいはともに生きるために、正しい知識や理解をもつことが大切です。

安心と早期発見のためのHIV検査

HIVはだれもが感染する

安心と早期発見のためのHIV検査

HIVに感染しやすい人は?

誰でも同じです。
HIVにかかりやすい人がいるわけではありません。日本では、感染経路のほとんどが性行為です。「他人事ではなく自分のこと」と考え、感染しやすい行為をさけるように心がけることが大切です。

エイズとともに

エイズは「特殊な病気」ではありません。
エイズは病気の一つです。HIV感染者/エイズ患者は、信仰な病気と戦っています。偏見や差別をすることなく、思いやりと気遣いをもって接しましょう。

安心と早期発見のためのHIV検査

HIV検査を受けましょう

HIV感染者は増加しています。あなたが検査を受けることで、陰性であれば安心を手に入れることができます。
陽性であれば、早くに治療をはじめることで体調管理がしやすくなります。
さあ!まずはあなたが、検査を受けましょう

HIVは性感染症の一つです

性感染症(STDとも言います)とは、セックスによって感染するウイルスや、最近によって起きる病気のことです。
HIVのほかにもいろいろな種類があり、何度も何種類にも感染する可能性があります。

性感染症があるとHIVに感染しやすくなります

性感染症の影響で、粘膜や外性器、子宮内膜などに病変がある場合は、
病変がない場合と比較して、HIVに感染しやすくなってしまいます

性感染症はたくさんあります

性感染症は種類がたくさんあります。
種類によっては、失明・不妊症・時には命の木9件に関わることもあります。
感染力が強く、若者世代の性行動が活発化している現代では、10代の性感染症患者が増加しています。

HIV感染の他にもこんなに多くの性感染症があります

安心と早期発見のためのHIV検査

HIVに関するQ&A

安心と早期発見のためのHIV検査

HIV・エイズの基礎知識

HIV・エイズの基礎知識

安心と早期発見のためのHIV検査

エイズ(AIDS)とは
英語の
Acquired
Immuno
Deficiency
Syndrome

の頭文字をとったものです。

日本語では「後天性免疫不全症候群」といい、
生まれて後にかかる(後天性)
免疫の働きが低下すること(免疫不全)により生じる、
いろいろな症状の集まり(症候群)という意味になります。

HIVに感染しても、しばらくは自覚症状がありません

ほとんどの人がHIVに感染した後の数年間は、症状が現れることがありません。
そのため、感染を知らないままに、大切なパートナーにもうつしてしまう可能性があります。

やがて免疫力が弱まり、症状があらわれてきます。

安心と早期発見のためのHIV検査

私たちの身体には、自己防衛のための免疫機能があります。
ところが、HIVに感染して免疫機能が低下すると、体内に侵入してくる、普通なら何でもない弱い細菌・カビ・原虫に感染しやすくなったり(日和見感染症)、
悪性腫瘍もできやすくなります。
こうして発症をする疾患のうち、代表的な23の指標となる疾患を発症した時点で、エイズ発症と診断されます。

HIVの感染経路は主に3つ

安心と早期発見のためのHIV検査

1

性行為による感染
もっとも多い感染経路です。
HIVは主に血液や精液、膣分泌液に多く含まれています。
HIVは感染者の血液・精液・膣分泌液から、性行為の相手の性器・肛門・口などの粘膜や傷口を通って感染します。

 

安心と早期発見のためのHIV検査

2

血液を介しての幹線
HIVが存在する血液の輸血、または麻薬などの回しうちによる注射器具の共用によって感染します。

 

安心と早期発見のためのHIV検査

3

お母さんから赤ちゃんへの母子感染
お母さんがHIVに感染している場合、妊娠中y多出産時に赤ちゃんに感染することがあります。
また、母乳による感染の例もあります。

そこで感染を予防するためには…

1

性行為での感染を予防するには
無防備な性行為はさける
性交・オーラルセックス(口腔性交)の再は必ずコンドームを使う

 

2

血液を介しての感染を予防するには
血液に直接触れないようにする
注射器の共用をしない。

 

3

母子感染を予防するには
出産時・母乳により感染する可能性を知る
予防措置(帝王切開、人工乳)を積極的に行う

HIV検査で陽性になったらどうすればいいの?日常復帰する手順と方法

「いまHIV検査中なんだけど、もし陽性が出てしまったらどうしよう」
「陽性が出たら以前までの生活は送れなくなるのかな……」

今回はそんな方のために、HIV検査で陽性を受けてから日常復帰するまでの流れをわかりやすく説明します。

結論からいいますと、HIV検査で陽性だったり、エイズになっていることが判明したりしても、現代の医療にかかれば、問題なくほぼこれまで通りの日常を送ることが可能です。

大切なのは、検査結果を冷静に受け止めて、適切な治療を受けること。自分のためにもパートナーのためにも、焦らず慌てず対処しましょう。

 

HIV検査で陽性だからといって「AIDS(エイズ)」が確定したわけではない

しばしば、「HIV検査で陽性=AIDS(エイズ)確定」と考える方がいらっしゃいますが、必ずしもそうと決まったわけではありませんし、AIDS(エイズ)は今や“不治の病”ではなく、適切な治療を施せば、免疫力を維持し続けることが可能です。

中には、「エイズにかかった=死んでしまう」と大げさに捉えてしまう方もいらっしゃいますが、治療せずHIVウイルスを放置しているような状況が起こらない限り、そうした最悪の結末を避けることができます。

ですから、仮に陽性が出たとしても悲嘆せずに、冷静に状況を捉えて、前向きに治療に臨んでくださいね。

 

HIV検査で陽性になってから安心して日常復帰するまでの流れ

①まずは医療・サポート機関でエイズ診断を受けよう

HIV検査で陽性が出たら、HIVウイルスが合併症を引き起こしていないかどうかを調べる必要があります。

その検査で合併症を引き起こしていることがわかると、正式に「エイズを引き起こしている」という判断を下すことになります。

 

②医療従事者と相談しながら治療を続ける

エイズ治療は投薬で行います。人それぞれライフスタイルは異なりますので、一人ひとりに合った治療の仕方をかかりつけの医師と相談していきましょう。

適切な治療を続ければ、エイズ以前の頃とほとんど変わらない生活を営むことができます。もちろん、スポーツや仕事もいままでと同じように続けられますよ。悲嘆せずに、前向きに治療に臨んでくださいね。

 

③二次感染・再感染を予防する

セーフセックスを心がければ、HIV検査が陽性でもパートナーと性交渉を行うことができます。

ただしHIV感染が見られるような場合は、クラミジアや梅毒などの他の性行為感染症を合併している場合があります。逆にこれらの症状の出る性行為感染症に繰り返しかかっているような方にHIV感染も見られることがあるのです。

パートナーとともに性行為感染症の予防に心がけましょう。

 

ところで、渋谷院長先生はどんな人?

【著作・メディア掲載など】

  • 2014年 『「気持ちいいオシッコ」のすすめ』(現代書林)刊行
  • 2016年 『現代の赤ひげ 医療最前線の名医9人』掲載
  • 2016年 『週刊新潮』(10/27 号)掲載
  • 2020年 『メディアあさひかわ』(4月号)掲載
  • 2020年 『メディアあさひかわ』(5月号)掲載
  • 2021年 『メディアあさひかわ』(5月号)掲載

HIVの感染検査を受けるタイミング

検査を受けるタイミングは?

安心と早期発見のためのHIV検査

感染のことが心配になったときには、まず相談しましょう。

従来は、確かな結果を得るために、感染の可能性の機会から3ヶ月(ウインドウ期)を過ぎてからの検査をすすめていました。
しかし、もし、感染の不安を抱いているのなら、保健所や電話相談、サポート期間を利用してみてください。
感染の早期発見や感染予防につながる重要な情報を知ることが出来ます。
また、検査の意味を十分理解した上で、早い時期での検査もうけられます。

安心と早期発見のためのHIV検査

感染の不安があるってどういうこと?

安心と早期発見のためのHIV検査

HIVに感染している人と、感染していない人をみわけることはできます。
だから…

■よく知らない人や複数のパートナーとセックスをしたことがある。
■注射の回し打ち、刺青(タトゥー)、ピアッシング(ピアスの穴をあけること)器具の使い回しをしたことがある。

そんな時、感染の不安があるということです。

特定のパートナーなら大丈夫?

今付き合っているパートナーは1人でも、そのパートナーが過去に付き合っていた人のなかにHIV感染者がいたら、パートナーが感染している可能性があります。

HIV感染とウインドウ期のこと

安心と早期発見のためのHIV検査

保健所でのHIV検査のながれ

HIV検査のながれ

保健所でのHIV検査は、通常検査即日検査があります

保健所でのHIV検査は、匿名・無料で行われています。
これまでは、検査を受けてから結果が出るまで、1~2週間かかりました。(通常検査と呼んでいます)
しかし、検査を受ける人は少しでも早く結果を知りたいということもあり、
あらたに検査当日に結果がわかる、即日検査を行う保健所を増やそうとの動きがあります。
ここでは、その流れの違いを説明しています。

安心と早期発見のためのHIV検査

検査結果が陰性

HIVに感染していません

ただし、感染の心配がある行動から3ヶ月以上たっていない場合は、
3ヶ月以上たってから、もう一度検査を受けましょう。
また、感染の心配がある行動から3ヶ月以上経過していて、その後、そしてこれからも感染の心配がない行動を続けていれば、
HIVに感染することはなく、今後は検査を受ける必要はありません。

検査結果が陽性

HIVに感染していると思われます

医療機関でさらに精密んば確認検査を受けます。
もし、確認検査で陽性となったら、本当にHIVに感染していることがわかります。

安心と早期発見のためのHIV検査

検査結果が陰性

HIVに感染していません

通常検査の陰性結果と同じです。

検査結果が陽性

確認検査が必要です

ただし、感染していなくても陽性となること(偽陽性)が100人に1人くらいの輪依頼でありますので、
さらに精密な検査を行う必要があります。

HIV検査を受けるタイミングとは?どこでHIV検査を受けられるの?

HIV検査は、保健所や医療機関で誰でも受けることができます。では、具体的にどのようなタイミングで検査を受けるのが適切なのでしょうか。「早過ぎたらどうしよう」「遅すぎたらどうしよう」と不安をお持ちの方に解説します。

 

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HIV検査を受けるタイミングとは?

(引用画像:エイズ予防情報ネット

HIVウイルスに感染した場合、およそ28日前後で血中からHIV抗体が検出されます。ですから、「あのときに感染したかもしれない」と心当たりのある日から約4週間くらいをめどに検査を受けることをおすすめします。

また、一度「陰性」になった場合は、感染してないことを再確認するために、3ヵ月後をめどに再検査してみましょう。

 

HIV検査ではどんなことをやるの?

HIV検査では、AIDS(エイズ)を引き起こすHIVウイルスに感染しているかどうかを調べるために「抗体検査」を行います。HIVウイルスに感染していれば、身体がこれに対抗するために抗体をつくりますが、感染していなければ、当然、抗体を見つけることができません。

検査の方法はさまざまで、早期の時点で感染を確認できる「核酸増幅検査(NAT検査)」、HIVのタンパク質を見つける「抗原検査」、抗体・抗原の両方を検査する「抗原抗体同時検査」があります。

 

HIV検査はどこで受けられる機関はどこ?

HIV検査は全国の保健所・自治体の特設検査施設で受けることができます。費用は無料です。

またその他にも、お金を出せば医療機関でも検査を受けられます。こちらは自費診療で5千~1万円の費用が発生しますのでご注意ください。

神楽岡泌尿器科では、「HIVに感染しているか確認したい」という申し出があれば、保健所を紹介しています。また、性病を繰り返している方には、しばしば保険診療でHIVの検査をすすめる場合もあります。

お困りの際は、ぜひ一度、当院にご相談ください。

 

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【著作・メディア掲載など】

  • 2014年 『「気持ちいいオシッコ」のすすめ』(現代書林)刊行
  • 2016年 『現代の赤ひげ 医療最前線の名医9人』掲載
  • 2016年 『週刊新潮』(10/27 号)掲載
  • 2020年 『メディアあさひかわ』(4月号)掲載
  • 2020年 『メディアあさひかわ』(5月号)掲載
  • 2021年 『メディアあさひかわ』(5月号)掲載