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前立腺がんの早期発見に50歳を過ぎたらPSA検査を

50歳以上の男性に多い「前立腺がん」は早期発見・適切治療で完治が期待できます

前立腺がんは、近年急増している50歳以上の男性に多い疾患で、早期の前立腺がんは自覚症状がほとんどないため、知らないうちに進行してしまう恐れがあります。しかし、簡単な検査で早期に発見でき、適切な治療で完治が期待できるがんでもあります。

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前立腺がんは、男性特有のがんです

前立腺とは、男性だけが持っている臓器で、膀胱のすぐ下にあり、尿道を取り囲むように位置しています。特に前立腺がんのリスクが高まるのは50歳以上から。治療がすぐに必要な段階にまで大きくなっても、ほとんどの方は症状が出ないため、気づくことはありません。

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前立腺がんは、近年日本で急増しています

2010年時点で罹患者数は65,000人、2025年には120,000人近くに増え、男性のがんの中では第1位になると予想されています。年間11,600人の方が命を落とし(2010年)、2025年にはその数が15,000人を超えると予想されています。

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グラフは表示年から5年間の平均死亡数(がん・統計白書2012、篠原出版新社より)

前立腺がんの可能性は、「PSA検査」でわかります

PSA検査とは、前立腺がんを発見するための簡便な血液検査です。ごく少量の血液があれば測定が可能で、通常の血液検査と合わせて簡単に行うことができます。PSA検査を受けることで、前立腺がんの早期発見の可能性が高まり、治療の選択肢が増えます。お近くの病院で検査ができますので、あなたのためにもご家族のためにも、50歳を過ぎたら、年に1度のPSA検査をおすすめします。

前立腺がんの早期発見のための「PSA検査」とは

PSAとはProstate Specific Antigan(前立腺特異抗原)の略で、もともと前立腺内でつくられる物質ですが、前立腺がんになると血液中のPSAの量が増加します。PSA検査ではPSAの血中濃度を測定することで、前立腺がんの疑いがあるかどうかを判断します。