10人に1人が「トイレが近い」症状を経験しています

「トイレが近い」というのは、医学的には4種類があるということを前回の記事トイレが近い原因となる「過活動膀胱」の症状でご紹介いたしました。

では、「トイレが近い」という症状を経験したことのある女性はどれくらいいるのでしょうか? 今回は過活動膀胱の患者さんがどれくらいいるのかをご紹介いたします。

多くの女性が過活動膀胱で悩んでいます

下のグラフをご覧ください。これは過活動膀胱の患者さんがどれくらいの割合でいるのかを、年齢別に表したものです。

過活動膀胱 グラフ 年齢 男女

ピンクの棒が女性、青い棒が男性、黄色い棒が全体を表しています。

これを見ると、日本人の40歳以上の女性のおよそ10人に1人が過活動膀胱の症状を経験しているということが分かります。

60歳以上だけでみると、さらに多くの割合で過活動膀胱の患者さんがいます。

これだけの割合の方々が、1日8回以上トイレに行く頻尿、週1回以上の尿意切迫感を感じていらっしゃいます。

排尿というなかなか口にしづらい悩みなので、周りに全くいないように感じてしまうのが過活動膀胱という病気です。しかしこのグラフから分かるように、かなりの数の方が過活動膀胱の症状をお持ちです。

過活動膀胱の患者さんの半分が切迫性尿失禁を経験

前回の復習になりますが、過活動膀胱には以下の4つの症状があります。

  • 1. 尿意切迫感:突然トイレに行きたくなり,がまんすることが難しい症状です
  • 2. 昼間頻尿:日中に8回以上トイレに行く症状です
  • 3. 夜間頻尿:夜中に1回以上,おしっこのために起きたりする症状です
  • 4. 切迫性尿失禁:突然のがまんできない強い尿意のためにトイレまでがまんできず,尿がもれてしまう症状です

過活動膀胱 切迫性尿失禁

先ほどのグラフから40歳以上の女性のおよそ10人に1人が過活動膀胱の症状を経験していることが分かりましたが、その中のおよそ半分は 4. の「切迫性尿失禁」を経験しています。

過活動膀胱の患者さん・経験者は多くいます

さて、「トイレが近い」という症状を経験したことのある女性がどれくらいいるのかということについてご紹介してきました。みなさんが思っていたよりも多かったのではないでしょうか。

「トイレが近い」「尿を漏らしてしまった」というお悩みは病院に行くことで解決できることかもしれません。お気軽に泌尿器科までお問い合わせください。