前立腺肥大症と頻尿の関係!メカニズムと対策を医師が解説

前立腺肥大症になった多くの方が頻尿で悩みます。思うようにオシッコが出ないというのはストレスですよね。

そこで今回は、前立腺肥大の患者さんを多く診察している神楽岡泌尿器科が、プロの視点からメカニズムと対策を解説します。

薬の効きが薄い方でも、日常生活の見直しをすることで頻尿が改善する場合もありますので、ぜひ参考にしてください。

前立腺肥大症と頻尿の関係

前立腺が肥大することで、オシッコの通り道である尿道を狭めてしまいます。その分、一回あたりに出せる量が減り、膀胱に尿が残ることで膀胱の貯蔵量が減り、結果的に頻尿になることがあるのです。

道路で例えるなら、片側2車線でスムーズに走っていた道路が、事故で片方通行止めになり渋滞を起こしているイメージです。

では、前立腺肥大による頻尿は治るのか?次の項目で見ていきましょう。

前立腺肥大による頻尿は治るのか

前立腺肥大による頻尿は、薬や排尿習慣を見直すことで治る可能性があります。そのどちらでも治らない場合は、手術で症状を緩和させることも可能です。

前立腺肥大に対する薬は、前立腺を小さくするだけでなく、筋肉の緊張を緩めてオシッコを出しやすくする薬もあります。

また、排尿習慣の見直しは「少し我慢してからオシッコする」「1時間にコップ1杯(200ml)の水を飲む」「オシッコの時いきまない(力を入れない)」などの方法が効果的です。

薬や排尿習慣の見直しについては、以下の記事で詳しく解説しているので、前立腺肥大による頻尿でお困りの方はご覧ください。

それでも治らない場合は手術となり、前立腺を取り除くことで尿道の通りを良くすることも可能です。HoLEPであれば日帰り手術も可能であるため、忙しい社会人の方でもご利用いただけます。

前立腺肥大の手術について詳しくは以下の記事で解説しておりますので、あわせてご覧ください。

前立腺肥大症で頻尿に悩まされたときの2つの対策

前立腺肥大症で頻尿に悩まされたときは、水分摂取と排尿習慣を見直してみましょう。

1、水分摂取の見直し

1時間にコップ1杯(200ml)、1日に2リットル程度の水分摂取がおすすめです。また、他の疾患がある場合を除き、夕食後は水分摂取をせずとも問題ありません。

さらに、コーヒーやアルコールなど利尿作用があるものも要注意。特に夕食の時に飲むお酒は「夜間頻尿」という夜何度も起きてトイレに行く症状に繋がるため、頻尿に悩んでいる場合は控えましょう。

仕事中にコーヒーをつい飲んでしまっている、緑茶が好きで良く飲んでいるという方は、カフェインフリーのものに変える、水に変えてみるなどの工夫が大切です。

2、排尿習慣の見直し

神楽岡泌尿器科が多くの患者さんを見てきて、特に効果的だと感じるのが排尿習慣の見直しです。前立腺肥大の薬の効果が薄い方でも、排尿習慣を見直すことでオシッコの通りが良くなった事例があります。

この方法を「快感オシッコ」と呼んでおり、簡単に言えば「力を入れずに筋肉の自然な弛緩によってオシッコをする」という方法です。

快感オシッコの方法について詳しくは、以下の本で紹介しています。排尿習慣を見直す時の参考になれば幸いです。

まとめ

前立腺肥大による頻尿は正しい治療、排尿習慣の見直しで改善する可能性が高いです。また、手術もあるため、お困りの方は一度専門医へご相談ください。

ただし、日帰りHoLEPを行っている病院は少数です。もし「仕事が忙しくて穴を空けられない」「療養は家でゆっくりしたい」とお困りであれば、神楽岡泌尿器科へご相談ください。

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日帰りHoLEPの詳しい条件や術後の生活については、以下の記事で詳しく解説しています。ご一読の上、ご検討いただけると幸いです。