尿路結石が複数あるのはなぜ?一般的に知られている原因と気づきやすいサインを解説

「一つだけでもあんなに痛いのに、複数も見つかるなんて…。」と、眼の前が真っ暗になるような不安を感じていませんか?

検査を実施して複数の影が見つかると、まるで「体内にいくつもの不発弾を抱えている」ような落ち着かない心地になりやすいです。

尿路結石は、具体的にどのタイミングで激痛が走るか予測がつきにくいため、その恐怖によって仕事や外出の意欲をそいでしまうケースも多いです。

そこで、北海道旭川市にある神楽岡泌尿器科が、なぜ石が複数できてしまうのか、その一般的な理由と見逃してはいけない体からのサインを紹介します。

尿路結石が体の中に複数あり、動けなくなるような激痛が走るのではないかと不安を抱えている方は、最後まで読んでみてください。

尿路結石が複数あるときに気になるポイント

尿路結石が複数あるときに気になるポイントは、主に3つあります。

  1. 複数あると不安が強くなる理由
  2. 痛みが出る前に気づきにくいケースがある
  3. 結石の数よりも位置・大きさが重要とされる一般的な考え方

それぞれのポイントについて解説します。

複数あると不安が強くなる理由

検査で複数の石が見つかると、不安が強くなる理由は、「一つでも激痛なのに、複数あれば苦しみが永遠に続くのではないか」という恐怖心です。

また、どのタイミングで激痛が走るかわからないため、より恐怖心が強まりやすいです。

しかし、正しく現状を把握できれば、状況にあった治療が行えます。

複数あると不安を抱きやすいですが、まずは専門医に相談し、状況にあった対策を徹底しましょう。

痛みが出る前に気づきにくいケースがある

尿路結石が複数あっても、痛みが出にくいケースもあります。

とくに、石が腎臓の奥にいってしまうと、神経を刺激せずに沈黙の状態を保っている場合も多いです。

健康診断や定期検診で痛みが出る前に気づいた場合は、専門医の案内に従って生活習慣の改善を行いましょう。

結石の数よりも位置・大きさが重要とされる一般的な考え方

医学的な視点では、石の数よりも「場所」と「大きさ」を重視します。

たとえば、腎臓にある10個の小さな結石よりも、出口を塞ぐ1個の石が、体にとってはるかに緊急性が高い深刻な状態だからです。

石が複数あるよりも、緊急性が高い状態を放置しておくことのほうが危険になるため、複数あるという点よりも、石の位置や大きさに注意しましょう。

関連記事:【泌尿器科医が解説】尿路結石の石を早く出す方法|痛みを和らげる対策も紹介

関連記事:早く治したい!尿路結石の痛みはいつまで続く?泌尿器科医が解説

尿路結石で一般的に行われる検査

尿路結石で一般的に行われる検査は4つです。

  1. 画像検査
  2. 尿検査
  3. 血液検査
  4. 健康診断

それぞれの検査でわかることや注目ポイントについて解説します。

画像検査(超音波など)でわかること

超音波などの画像検査は、体内のどこに石があるかの位置情報を確認できる検査です。

超音波の場合は、音の反響を利用して石の位置を探るため、放射線を使わずに映像化できます。

また、痛みがなくても石の数や大きさを一目で把握できるので、再発を防ぎたいときの定期検診におすすめです。

尿検査でわかること

尿検査は、尿の濁り具合などを検査します。

主に、目に見えない微量な血液や結晶が混じっていないかなどを調べることが可能です。

尿路結石が排尿時に血管を傷つけると、おしっこに血液が含まれるため、潜血具合などを確認します。

ほかにも、尿の酸性度を知ることで、石のできやすさを予測できます。

血液検査で注目されるポイント

血液検査では、尿路結石の材料が体内で増えすぎていないかなどを確認します。

具体的には、カルシウムや尿酸などの成分数値を確認し、その人にあった予防策を立てることが可能です。

ただし、数値に異常がない場合でも、石ができやすい体質の方も居るため、注意が必要です。

健康診断で見つかるケース・見つからないケース

健康診断のレントゲンでは、全ての石が見つけられるわけではありません。

実は、小さな石やレントゲンの角度によって映らない場合も多いです。

そのため、健康診断で異常がでなくても、違和感があれば受診を推奨します。

専門医の検査を受けると、隠れた石も見つけ出せる可能性が高いです。

複数の結石に気づいたときに整理したいポイント

複数の結石に気づいたときに整理したいポイントは、3つあります。

  1. 痛みのサインを見逃さないための一般的な視点
  2. 生活習慣が影響することがある理由
  3. 水分摂取や日常の変化に気づく重要性

それぞれのポイントについて解説します。

痛みのサインを見逃さないための一般的な視点

尿路結石は、激痛が走る前に、腰のあたりが重だるくなるような違和感が生まれやすいです。

重たい荷物をずっと背負っているような鈍い感覚で、石が少しずつ動き、尿管の壁をこすっているサインでもあります。

尿管を傷つけている場合は、ほかにもチクチクと痛むような感覚が起きやすいです。

日々の生活で違和感を感じた際には、体からのサインの可能性があるため、早めに泌尿器科医に相談して確認するようにしましょう。

生活習慣が影響することがある理由

尿路結石が複数できるのは、体質だけでなく、日々の生活習慣が大きく影響しています。

具体的には、味の濃い食事ばかりを好む生活は、注意が必要です。

体内の水が不足すると、尿路結石ができやすいです。

また、食事の塩分を控えることにより、石の成長を抑えられます。

日々の生活習慣が影響するため、尿路結石が複数できる場合は、日々の生活習慣の改善を意識しましょう。

水分摂取や日常の変化に気づく重要性

尿路結石が複数できた場合は、水分摂取量や日常の変化に注意を払いましょう。

水分摂取は、1日に約2Lが目安ですが、こまめに水を飲むようにしてください。水分摂取をこまめに行うことで、体内の循環をスムーズにできます。

また、水分不足などは、尿の量からでも判断可能です。

おしっこをした際に、起きて最初のおしっこ以外の色が濃い場合は、水分不足が起きている可能性が挙げられます。

日常の変化に気づくことで、尿路結石が重症化する前に治療や改善できます。

まとめ

尿路結石が複数見つかっても、正しく現状を把握すれば、 過度に恐れる必要はありません。

実は、石の数よりも「場所」を特定することが、激痛を避けるための近道です。

ネットの情報を見ると、激しい痛みや手術などの体験談が目につきやすく、不安を抱えてしまうケースも少なくありません。

その不安を解消するためにも、まずは生活習慣を踏まえて石と治療計画を練りましょう。

関連記事:尿路結石になりやすい年齢は?なりやすい人の特徴や予防法を解説

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