悩んでいる方は頻尿をセルフチェックしてみよう!手順や方法を泌尿器科が教えます

悩んでいる方は頻尿をセルフチェックしてみよう!手順や方法を泌尿器科が教えます

おしっこのトラブルは現代病に数えられるほど根深く、皆さんが悩んでいる問題です。

しかし、悩んではいるものの誰にも相談もできず、自分の状態も把握できないままにしているのではないでしょうか?

そこで、おすすめなのが「頻尿セルフチェック」です。自分が頻尿かどうかを確認し数値化することで改めて身体の症状を俯瞰してみることができます。

排尿日記をつけることで、頻尿なのかのチェックしたり、何が原因で頻尿になっているかがわかったりするようにもなります。

頻尿で悩んでいる方は、頻尿をセルフチェックしてみてください。

 

頻尿セルフチェックの手順

頻尿セルフチェックの手順

ここでは、当院の頻尿セルフチェックを参考に方法をお伝えします。

セルフチェックの手順
  • STEP1:排尿日記のテンプレートと筆記用具・計量カップを用意する。
  • STEP2:トイレに行った際に、尿意・トイレに行った時刻・尿もれの有無などを排尿日記に記載する。
  • STEP3:3日間続ける。

各ステップを具体的に説明していきます。

 

STEP1:「セルフチェックに必要な道具を準備する」

頻尿セルフチェックに必要なものは、排尿日記・筆記用具・計量カップの3つです。

排尿日記のテンプレートはPDFデータで用意しているため、印刷して使えます。

 

排尿日記テンプレートPDFデータ

 

計量カップはわざわざ購入しなくとも、350mlの缶の蓋を明けて使えば代用品になります。準備できたらトイレに置いておきましょう。

 

STEP2:「排尿日記をつける」

排尿日記の項目は、大きく3つです。

排尿日記の項目は、大きく3つ
  • ①睡眠(起床時間・就寝時間・翌日の起床時間)
  • ②おしっこの詳細(排尿の時間・尿量・切迫感・もれの有無)
  • ③一言メモ

一般的に膀胱の容量は500mlといわれており、膀胱に300ml程度溜まったタイミングで尿意が感じられます。

缶1本分の半分・2/3・いっぱいなど目分量で確認し、大体の量で排尿日記をつけても問題ありません。

排尿が終わったら、適宜日記をつける習慣をとりましょう。

 

STEP3:「3日間継続する」

まず、排尿日記は3日間分継続してつけましょう。トイレの壁に排尿日誌の紙を貼り付けておくのもいいですね。

頻尿の基準

 

適切な排尿

考えられること

排尿回数

4~7回/日

頻尿:8回/日以上

排尿量

1,000~2,000ml/日

多尿:3,000ml/日以上

乏尿:400ml/日以下

無尿:100ml/日以下

例えば、頻尿の方は膀胱に100ml程度でトイレに行きがちなためトイレの回数が多くなりますが、尿意を感じる300ml程度が膀胱に溜まってからトイレに行くため、1~7回/日に収まります。

自分の階尿日記の結果、「頻尿かもしれない…」と思った方は、その排尿日記から”どうして頻尿になっているのか”までわかります。

頻尿に当たる回数トイレに行っていたとしても、その理由が尿が溜められないのか、尿量が極端に多いのか、切迫感でトイレに行っているのか、排尿障害の残尿があるのかなど、原因がわかってくるでしょう。

見方がわからなければ、無料メール相談をしてみるのもいいですね。

最初に医者に相談するのは難しいかもしれませんが、神楽岡泌尿器科では、メールでの無料相談も受け付けているため、気軽に試してみてください。

 

頻尿セルフチェック「生活の見直し」

頻尿セルフチェック「生活の見直し」

すぐに見直せる点として、おしっこをもらしてしまうのが怖くて、無理にトイレに行っていませんか?

尿意がなくてもトイレに行っている方は、膀胱が溜める機能を使わなくなってしまい、よりいっそうトイレが近くなってしまいます。

「トイレに間に合わないかも」「もらしてしまっては困る」と思えば思うほどトイレに行く回数が増え、頻尿になってしまうのです。

頻尿の原因の多くは、精神的な理由の方が多いです

尿意があってもすぐに漏らしたりはしません。水分はどんどん摂って、おしっこに行きたくなってから10分程度待ってからトイレに行くようにしましょう。

おしっこをためてから出したほうが、腎臓・膀胱も健康になっていきますよ。

 

まとめ

頻尿かもしれないと悩んではいるものの誰かに相談もできず、自分の状態も把握できずに困っている方に向けて、頻尿のセルフチェック方法をお伝えしました。

排尿日記をつけることで、頻尿なのかのチェックや、何が原因で頻尿になっているかがわかるように、改めて自分の身体を客観的にみれるようになっています。

頻尿で困っていても水分は減らさずに、少し我慢してからトイレに行く習慣を身に着けて、膀胱・腎臓を健康に保ちましょう。

もし、頻尿でお悩みの方はお近くの病院を受診してみましょう。

 

神楽岡泌尿器科をみてみる

 

とはいっても、「いきなり泌尿器科に行くのは恥ずかしい…」、「病院に行くほどは困ってはないかも…」と敬遠しちゃいますよね?

そんな方には無料メール相談を試してみてください。神楽岡泌尿器科では、院長による無料メール相談を行っているため文章でお好きな時間にご相談ください。

 

監修:医療法人 神楽岡泌尿器科院長 渋谷のプロフィール

1961年(昭和36年)

旭川生まれ

1980年(昭和55年)

道立旭川東高等学校 卒業

1988年(昭和63年)

札幌医科大学 卒業

手術件数・診療実績

神楽岡泌尿器科では、「排尿に関してのかかりつけ医になりたい」という思いで日々診療に努めており、早期発見・早期治療ができるよう、患者本位で気軽に緊張せず受診していただける病院づくりに励んでいます。

当院を映像でもご覧いただけるため、雰囲気を知りたいという方はぜひご覧ください。

出版年数

著書・メディア掲載

2014年 5月15日

「気持ちいいオシッコ」のすすめ

2016年 5月10日

2016最新版 現代の赤ひげ 医療最前線の名医9人

2016年 10/27号

週刊新潮