
「脇腹と背中が痛くて病院に行くべきか悩んでいる……」「なぜか脇腹と背中が痛いから原因を知りたい…」
このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
「ズキズキ」や「ピリピリ」など痛みの大きさや部位などは状況によって異なりますが、体が痛いときは異常が出ているサインでもあるため、注意が必要です。
痛みを放置していると、仕事や勉強などの集中力を下げ、パフォーマンスの低下につながります。
また、大きな病気の可能性もあり、放置することで進行してさらに重症化することもあるので、注意が必要です。
そこで今回は、北海道の旭川市にある神楽岡泌尿器科が、脇腹と背中が痛いときに考えられる原因について解説します。
脇腹と背中に痛みを感じている方は、参考にしてみてください。
【部位・痛み別】脇腹と背中が痛いときに考えられる原因

脇腹と背中が痛いときでも、痛みの強さや部位によって考えられる原因が変わります。
- 【右脇腹・背中】が痛む場合に考えられること
- 【左脇腹・背中】が痛む場合に考えられること
- 「ズキズキ」「シクシク」続く鈍い痛み
- 「チクチク」「ピリピリ」電気が走るような痛み
それぞれの部位・痛み別に考えられる原因を解説します。
1.【右脇腹・背中】が痛む場合に考えられること
右脇腹と背中に痛みを感じる場合は、食後の胆石の動きによる刺激などが原因の可能性があります。
また、背中まで痛みが放散する場合は、腎臓の病気や肝臓疾患の疑いがあります。
ほかにも、尿路結石ができ、尿の通り道に石ができて詰まると、右側の腎臓や尿管に激しい痛みを感じやすいです。
急な激しい痛み・発熱・吐き気・血尿を伴う場合は、速やかな受診が必要です。
2.【左脇腹・背中】が痛む場合に考えられること
左脇腹や背中が痛む場合は、さまざまな病気が考えられます。
- 消化器系:胃や十二指腸の炎症や潰瘍、膵臓の炎症や膵炎、大腸の病気
- 血管系:大動脈解離や大動脈炎
- 筋肉・神経:筋肉痛、帯状疱疹(特に皮膚にブツブツが出る場合)
- 泌尿器系:尿路結石、腎盂腎炎
たとえば、細菌感染で腎臓が炎症を起こす腎盂腎炎によって左脇腹や背中が痛くなる場合があります。
ほかにも、発熱や寒気、尿の濁りなどが現れているときは、速やかに病院で受診しましょう。
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3.「ズキズキ」「シクシク」続く鈍い痛み
背中と脇腹が「ズキズキ」「シクシク」と鈍い痛みが続く場合は、肝炎や消化器系疾患などの内臓疾患が原因の可能性が考えられます。
たとえば、腎臓や膵臓などの臓器に炎症が起きている場合は、安静にしていても痛みが続くことが多いです。
一方、重い荷物を持った際や身体を動かした時に、背中と脇腹に痛みを感じるときは、筋肉や筋膜を痛めている可能性があります。
内臓疾患が原因の場合は、放置していると大きな病気に発展する可能性があるため、早めに病院で受診してください。
4.「チクチク」「ピリピリ」電気が走るような痛み
背中と脇腹が「チクチク」「ピリピリ」と電気が走るような痛みを感じるときは、神経障害や帯状疱疹、肋間神経痛などが原因の可能性があります。
皮膚表面の異常や神経の刺激による痛みが特徴です。
たとえば、帯状疱疹はウイルスが神経に沿って炎症を起こし、脇腹や背中に痛みと発疹が出ます。
息を吸う際に、左の脇腹にチクチクと痛みが走るときは、肋間神経痛などの可能性も考えれます。
「チクチク」「ピリピリ」と電気が走るような痛みも放置していると、症状が悪化する可能性があるため、早めに病院で受診しましょう。
排尿痛、頻尿・残尿感、血尿などを伴うときは「泌尿器科」を受診しましょう
背中や脇腹の痛みだけでなく、排尿痛・頻尿・残尿感や血尿が伴うときは、泌尿器科を受診しましょう。
背中や脇腹だけでなく、排尿痛や血尿を伴うときは、尿路結石などの病気が考えられます。
放置していると、痛みが悪化するだけでなく、腎臓の機能低下や命に関わる合併症を引き起こす可能性もあります。
そのため、排尿痛や頻尿・残尿感などを伴うときは、泌尿器科を早めに受診してください。
まとめ
背中や脇腹などの痛みは、体に異常が起きているサインです。
不安な痛みは自己判断せず、すぐに医療機関へ相談するのがおすすめです。
痛みを放置していると大きな問題に発展する可能性があるため、注意しましょう。
聞きにくいことは「メール無料相談」で承ります

北海道旭川市にある神楽岡泌尿器科は、「かかりつけ医」になることを目指し、患者本位で、気軽に緊張せずに受診していただける病院づくりを目指しています。
「前立腺のことで悩んでいる」という方は、院長による無料メール相談も行っておりますので、まずはお気軽に疑問点や懸念内容をご相談ください。
病院まで来られない方々にも往診で対応可能です。患者さんご本人だけでは無くご家族の方々からのご相談にもお答えします。
▶子どもが大好きな渋谷院長先生はどんな人?

【監修者】神楽岡泌尿器科 院長「渋谷 秋彦」
札幌医科大学卒業後、大手病院勤務を経て2003年に「神楽岡泌尿器科」を開業。前立腺肥大の手術「HoLEP」を1,000例以上行った実績があり、日帰り手術を実現している国内有数の医師。出版「気持ちいいオシッコのすすめ」など



