
最近、トイレで「以前より尿の勢いが弱くなった」と感じることはありませんか?
それを単なる加齢のせいだと諦めてしまうのは、実は非常に危険です。
尿の出口が狭くなることで、知らぬ間に腎臓へ強い負担がかかっているからです。
具体的には、出口を指で半分塞がれた水鉄砲のような状態に他なりません。
内部に逃げ場のない圧力が溜まり、上流の腎臓をじわじわと傷めてしまいます。
放置していると、腎臓の組織が破壊され、回復不能な状態に陥ります。
そこで北海道旭川市にある神楽岡泌尿器科が、前立腺肥大と腎機能低下の関係性について解
説明します。
放置によって全身の健康を損なう恐れがあるため、ご自身の今の状態と照らし合わせながら、将来を守るヒントを見つけましょう。
前立腺肥大とは?まず知っておきたい基礎知識

前立腺肥大症は、男性特有の臓器が大きくなり、尿道を圧迫する病気で、尿の出口が物理的に狭くなっている状態を指します。
前立腺が肥大することにより、「尿が出しきれない…」「最後がポタポタ垂れる」といった悩みを抱えやすいです。
前立腺肥大は加齢に伴う変化であり、多くの方が経験する現象ですが、適切な処置を行うことで、日々の快適さを取り戻せます。
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腎機能低下とは?一般的に知られている指標

腎機能低下とは、血液を濾過する力が弱まり、老廃物が溜まる状態です。
腎機能が低下していると、体内毒素の浄化機能が鈍っている状態になり、本来は尿で出すべき汚れが、体内に逆流して居座ってしまいます。
具体的な症状としては、「足が鉛のように重い」といったむくみを感じやすいです。
腎機能低下を確認する際には、血液検査を行い「eGFR」という指標を確認します。
eGFRがフィルター性能を点数として教えてくれるため、腎機能低下の疑いがある場合は、血液検査を受けましょう。
前立腺肥大と腎機能低下の関係はどう考えられる?

前立腺肥大は、単なる「尿の出にくさ」の問題ではありません。
放置していると、出口が狭くなっている影響で、体内に波及する恐れがあります。
具体例として、ダムの排出口が塞がれて、上流の土地が水浸しになるような光景と似ています。
まずは、身体への負担の仕組みを学びましょう。
排尿トラブルが体に負担をかける可能性があるという一般的な理解
排尿時の抵抗が増すと、膀胱や腎臓には過度な圧力がかかります。
これは、本来はスムーズに流れるべき液体が、自然に流れていないためです。
実際に排尿トラブルが体に負担がかかっている際には、「下腹部が常に重苦しい」と感じる方が多いです。
このような状況になっている場合は、負担を軽減するための適切な治療が欠かせません。
尿の流れが悪いと気づきにくい変化が起こることがある
尿流の悪化は、自分でも気づかぬうちに進行します。急激な変化ではなく、少しずつ腎機能が蝕まれるからです。
しかし、自覚症状が乏しいため、発覚が遅れるケースも少なくありません。
ささいな違和感は身体からの警告として捉え、早期に対応することが大切です。
数値だけでは判断できない理由
血液検査の段階では問題なかったとしても、症状が悪化してしまっている可能性があります。そのため、数値だけで判断せず、専門医に尿の勢いや回数の変化などを説明するのがおすすめです。
ほかにも、超音波検査など物理的な状態確認を行う方法もあります。
腎機能低下には他の要因が関わることもある
腎機能の低下は、前立腺肥大だけが原因とは限りません。
糖尿病や高血圧などの生活習慣病が、複雑に絡み合っている場合もあります。
複数の症状が重なっていると、治療に時間がかかる場合もあるため、体に異常が出たタイミングや、普段とは異なる違和感を感じた際には、病院で受診してみましょう。
腎機能が気になるときに整理したいポイント

腎機能が気になる際に、整理したいポイントは、3つあります。
- 数値の変化に気づくことの大切さ
- 日常で気づきやすいサイン
- 不安を抱え込まないための考え方
それぞれのポイントについて解説します。
数値の変化に気づくことの大切さ
腎機能の低下は、痛みがないまま静かに進行します。
そこで、定期的な血液検査で数値を把握することが大切です。
とくに、血液検査の「クレアチニン」が重要で、フィルターの目詰まり具合を示します。
定期的な血液検査を行うことによって過去のデータと比較が可能できるため、小さな変化にも気づきやすいです。
日常で気づきやすいサイン
血液検査によって数値で異常を発見することもできますが、日常生活でも気づきやすいサインがあります。
日常生活で気づきやすいサインでは、尿の色が濃かったり薄かったり、たり、尿の泡がビールの泡のように細かく、長時間消えずに残ったりする状態が挙げられます。
ほかにも、靴が急にきつく感じる足のむくみなども身体の異常サインの一つです。
このような身体感覚の変化は今の体の状態を教えてくれている貴重なサインなので、「ささいなこと」で済まさないようにしましょう。
まとめ

前立腺肥大と腎機能は、密接に関係しています。
とくに、尿の出口が詰まれば、上流の腎臓に逆流圧がかかります。
その結果、血液を濾過する繊細なフィルター機能を直接傷めてしまうのです。
そこで、尿の勢いや回数などの変化は、身体からの切実なSOSであると捉えましょう。
また、専門医に相談することが、今の不安を解消する最善策です。
快適な生活と大切な腎機能を、適切なケアで共に維持しましょう。
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聞きにくいことは「メール無料相談」で承ります

北海道旭川市にある神楽岡泌尿器科は、「かかりつけ医」になることを目指し、患者本位で、気軽に緊張せずに受診していただける病院づくりを目指しています。
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病院まで来られない方々にも往診で対応可能です。患者さんご本人だけでは無くご家族の方々からのご相談にもお答えします。
▶子どもが大好きな渋谷院長先生はどんな人?

【監修者】神楽岡泌尿器科 院長「渋谷 秋彦」
札幌医科大学卒業後、大手病院勤務を経て2003年に「神楽岡泌尿器科」を開業。前立腺肥大の手術「HoLEP」を1,000例以上行った実績があり、日帰り手術を実現している国内有数の医師。出版「気持ちいいオシッコのすすめ」など



