前立腺肥大を予防する4つのポイントを泌尿器科が解説!生活習慣を見直して予防しよう

高齢者に多い前立腺肥大ですが、生活習慣によっては50代で前立腺肥大症と診断されることもあります。

そこで今回は、多くの前立腺肥大の患者さんを見てきた神楽岡泌尿器科が、前立腺肥大を予防するポイントを4つご紹介。

それぞれ具体的に何をすれば良いのかまで解説しているので、一つひとつ見ていきましょう。

前立腺肥大の日常で取り入れる予防方法のポイント4つ

前立腺肥大を予防するには主に以下の4点に注意する必要があります。

  1. 食事
  2. 運動
  3. 仕事中の状態
  4. オシッコの仕方(排尿習慣)

それぞれ独自のポイントがあるので、詳しく見ていきましょう。

【食事】に活かす前立腺肥大症の予防方法

前立腺肥大症の予防には、食生活の見直しが大切です。特にイソフラボノイドという成分は前立腺肥大症を抑制する効果が期待されており、「大豆」「納豆」「みそ」などに多く含まれています。

前立腺肥大を予防する食事について詳しくは、以下の記事で解説しています。レシピも紹介しているのでぜひ取り入れてみてください。

【運動】に活かす前立腺肥大症の予防方法

前立腺肥大症の予防には適度な運動も効果的とされています。

直接的な因果関係は完全には解明されていないものの、生活習慣病は前立腺肥大の発症リスクを増加させると言われています。

肥満、高血圧、高血糖などは特に関連するため、食生活の見直しと共に運動することで生活習慣病を予防し、ひいては前立腺肥大症を予防する一石二鳥な方法です。

特におすすめなのは有酸素運動。散歩やジョギング、水泳など無理の無い範囲で取り入れていきましょう。

【仕事】に活かす前立腺肥大症の予防方法

長時間椅子に座りっぱなしの状態は、前立腺肥大のリスクを高めると言われています。

事務仕事の人は時折立ってトイレに行く、ドライバーの人は目標地点の途中にあるパーキングエリアやコンビニによって車から降りるなど、前立腺への負担を減らすよう心がけましょう。

どうしても作業や運転に集中しなければいけない時はクッションを使うなど工夫が必要です。

【オシッコの仕方】排尿習慣を見直して予防する

オシッコの仕方(排尿習慣を見直す)ことも重要です。

特に大切なのは、オシッコの時にいきまない(下腹部に力を入れない)ことです。本来、オシッコは筋肉を緩めるだけで出るようにできています。

いきまないでオシッコするためには「少し我慢してからトイレに行く」ことが大切。作業に集中できる間は集中して、トイレのことが頭から離れなくなってきたらオシッコに行きましょう。

家であれば「あー」と口に出しながらオシッコをするといきまない状態で排尿ができます。

水分を摂りすぎるとオシッコの頻度が増えてしまうので、1時間に200ml(コップ1杯)程度の水分補給がおすすめです。

オシッコの仕方について詳しくは、以下の本で紹介しています。「オシッコの出方が弱くて困っている」「前立腺肥大だから仕方ないか…」とお悩みの方はぜひ一度ご覧ください。

まとめ

今回は前立腺肥大の予防について解説しました。最後にポイントを振り返りましょう。

  • 食事:大豆、納豆、みそなどからイソフラボノイドを摂る
  • 運動:有酸素運動を生活に取り入れる
  • 仕事:長時間座りっぱなしの状況を作らない
  • オシッコの仕方:いきまない排尿を心がける

神楽岡泌尿器科ではこの他にも泌尿器に関する悩みを解決する記事を多く公開しています。あなたのお悩みに合うものがありましたら、ぜひご覧ください。

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